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メニエール病について

メニエール病とは

メニエール病とは、聴覚とバランスに影響を与える内耳の慢性疾患です。激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返すことが特徴です。

メニエール病の正確な原因はわかっていませんが、内耳の液体の異常な蓄積に関連していると考えられています。これは、耳の圧力の微妙なバランスに影響を与え、脳への音の伝達を妨げます。メニエール病の発症リスクを高める要因には、頭部外傷、ウイルス感染、片頭痛、家族歴などがあります。

症状

メニエール病の症状は個人差がありますが、数分から数時間続く突然の予測不可能な症状として現れるのが一般的です。めまい、耳鳴り、難聴、耳の充満感や圧迫感に加えて、メニエール病患者の中にはエピソード中に吐き気、嘔吐、発汗を経験する人もいます。

初期

閉塞感や低音性難聴、耳鳴りです。初めはこれらの症状が出たりおさまったりしていますが、何度も繰り返し起こしているうちに、めまいの発作を起こすようになります。

活動期

めまいなどの発作を繰り返など、非常に重い症状が現れます。多くの場合、活動期は2~3ヶ月になります。長いと1年ほど続く場合がありますが、その後は季節の変わり目など、数ヶ月に1度の間欠的にめまい発作が起こる、間歇期に入ります。

慢性期

難聴や耳鳴りがでます。もちろんこれにも個人差がありますが、例えめまいの発作が起こらなくなっていても、激しい発作がトラウマになっていて、外出がこわくなる人もいます。

診断

  • 問診
  • 聴力検査
  • 平衡感覚検査
  • MRI

治療

メニエール病の治療には、通常、症状を管理し、エピソードの頻度と重症度を軽減することが含まれます。これには、ストレスを軽減し、症状を悪化させる可能性のあるトリガーを回避するなどのライフスタイルの変更や、吐き気、めまい、耳鳴りを抑えるための薬が含まれる場合があります。場合によっては、塩分摂取量を減らすなどの食事の変更も症状の軽減に役立つ場合があります。

薬による治療が主に行われ、めまいを軽くする抗めまい薬や、内リンパ水腫を軽減する薬が使用されます。

薬物療法や生活習慣の改善が有効でない重症例では、症状や聴力を改善するために、内リンパ嚢減圧術や前庭神経切断術などの外科的オプションが考慮される場合があります。

メニエール病の症状がある場合は、早期の診断と治療により症状を管理し、聴力を維持できる可能性が高まるため、速やかに医師の診察を受けることが重要です。

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