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単純レントゲン検査について

レントゲンとは?

X線(エックス線)を体にあてる(照射する)ことにより、画像化する検査です。空気は黒く、骨は白く見えます。一般的に『レントゲン撮影』と呼ばれます。
耳鼻科で撮影する場合には、鼻や耳の骨で囲まれた部分の中に、炎症・腫瘍などの有無を判断する場合に行います。
『蓄膿症(副鼻腔炎)の疑いがあるからレントゲンで確かめましょう』などはよく聞くフレーズではないでしょうか。

レントゲンで何がわかるか?

最も使用されることが多いのは、副鼻腔炎を疑う場合です。鼻が詰まって、顔が痛い、おでこが重いなどはよくある症状です。
下の写真は右上顎洞炎の所見です。反対側の部分は黒い(空気が入っている)ですが、赤で囲った部分は白くなっておりおり膿がたまっていることがわかります。一目瞭然ですね。

CTとの違いは?

空間分解能は圧倒的にCTの方が高いです。特に軽微な炎症はレントゲンでは見抜けず、CTを撮影しないとわからない場合もあります。
そして被曝量も当院で導入しているコーンビームCTでは、ほとんどレントゲンと変わりがありません。(多少はレントゲンの方が被曝量は少ないですが、CTもほとんど気にしなくて良いレベルなのです)
撮像時間もレントゲンは数秒ですが、CTでも数十秒なのでそれほど変わらず。
最も異なるのが値段です。

  • レントゲン:700円(3割負担の場合)
  • CT:3500円(3割負担の場合)

全然違いますね。
最終的にどちらを撮影すれば良いかは、医師と相談して決めています。レントゲンでもわかるくらいの強い炎症であればレントゲン、判断に悩む可能性があればCTにすることが多いです。

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