医療機器紹介
新しい医療機器を駆使した正確な診療を心がけます
鼻咽喉ファイバースコープ、NBIシステム オリンパス社製
オリンパス社製のNBI電子内視鏡システムおよびOLYMPUS ENF-V3を導入しました。私がこれまで大学病院にて頭頸部がんをはじめとした診療で愛用してきた機器です。高画質で従来の画像での観察はもちろん、NBIシステムという画像強調機能を併用して、より正確に、早期に、小さな病変を見つけて患者さんの治療にお役立てできるようにいたしました。またファイバーが非常に細いため挿入時の苦痛も最小限にすることができます。Bスポット治療の際にもこの機器を用いながら確実な処置を行います。
耳鼻科専用コーンビームCT NAOMI社製
耳鼻咽喉科の診察領域は、骨や粘膜に囲まれており見えない部分が多くあり、診断のためにはCTは欠かせません。当院では耳や鼻・副鼻腔、頸部の症状において正確な診断ができるよう耳鼻咽喉科専用CTを導入しました。クリニックで導入しているところはそれほど多くありませんが、撮影の必要があると総合病院や大学病院にご紹介し、長い時間待って、CTの予約をして、検査をして、結果を聞きにいって......と患者さんに時間的負担と経済的負担をおかけすることがないようにと考えております。
単純レントゲン撮影も可能ですので患者さんの病状に応じて使い分けてまいります。詳細は以下のページをご確認ください。
頸部超音波画像検査機器(エコー) FUJIFILM社製
「くびに腫れやしこりがある」、「のどのがんが心配」、「のどの違和感がずっと続く」など頸部には様々な症状が出ることがあります。そのような患者さんのご要望にもお応えしたく、当院では診察室でも手軽に検査ができるようにワイヤレス超音波画像診断装置 iViz air Ver.4を導入いたしました。超音波は特にできもの(腫瘍)の有無に関して多大な診断能力を発揮しますが施行する人の技量が問われます。院長は大学病院時代のときに多くの数をこなしてきており、検査に慣れておりますので、これまでの経験や知識を存分に生かして頸部超音波検査をご提供してまいります。
聴力検査 リオン社製
当院では難聴やその他の耳の症状でお困りの患者さんの治療や補聴器のご相談にも力を入れてまいります。特に急に聞こえが悪くなる病気や、お子さんで長引く中耳炎は早期の治療が必要になることがあります。
正確な聴力検査を行い、耳の症状にお困りの患者さんに適切な治療を提供いたします。
オージオメーター
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「純音聴力検査」は、耳が特定の高さ(周波数)の音をどれだけ小さくても聞こえるかを調べるものです。ヘッドフォンを耳につけて、違う高さの音を出します。音が聞こえたらボタンを押す単純な検査です。
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「言語聴力検査」では、ことばが聞き取れるかを見ます。同じようにヘッドホンをつけて聞こえるひらがなが正確に聞き取れているかを検査します。
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「骨導聴力検査」は、音が骨を通って耳に届くかどうかを調べるテストです。特別なヘッドフォンが使われ、これが頭の骨に音を送ります。これにより、耳の中の部分(内耳)がちゃんと働いているかを見ることができます。
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「耳鳴り検査」は、耳の中にピーピー音がする(耳鳴り)場合に行います。その音がどのくらいの高さや大きさなのかを調べます。
インピーダンスオージオメーター
耳の中にある小さなドラムみたいな部分(鼓膜)がちゃんと動いているかを調べます。
聴力検査室
聴力検査はこの部屋の中で行います。遮音性が高く、検査に集中することができます。
赤外線眼球運動検査(眼振検査)
耳鼻科医にとってはめまいの診療をする上でほぼ必須検査です。
眼球運動を映像で表示ができ、頭位眼振検査での眼振の解析が容易になりました。
末梢性(耳が原因)めまい、中枢性(脳が原因)めまいの鑑別診断に有用です。
耳鼻咽喉科ユニット 第一医科社製
これが置いていないと耳鼻科ではないと言ってもいいくらいに耳鼻咽喉科医にはなくてはならないものです。耳鼻咽喉科医になるとまず初めにこれを用いた診察手技を学びます。鼻や喉を麻酔する場合や、粘膜を収縮させる薬などの噴霧機器や、顕微鏡、診察器具、色々な薬剤、モニターなどを備え付けられるように設計されています。診察時間のほぼ全てをこの機会と共に過ごします。
手術用顕微鏡 カールツァイス社製
当院では耳の診察処置には160年以上の歴史を有するドイツ・カールツァイス社製の手術顕微鏡OPMI picoを導入しております。この顕微鏡は、その名の通り手術でも使用する顕微鏡であり、極めて高い光学性能を有しており、世界的にも非常に高い評価を得ている医療機器です。
主に耳の奥にある鼓膜を観察したり、耳の中の処置をする時に使っています。非常に精密な所見を得ることが出来、わずかの変化をきちんと捉える為に、極めて有効です。耳垢を安全に取る時などにも使います。
ネブライザー
ネブライザー療法は、器械を使って薬液を細かい霧状 にして、患部に直接あてる治療法です。副鼻腔炎や上咽頭炎などに行います。ネブライザーを 行うと、薬が患部に直接届くので、効率よく薬が作用 することを期待できます。昨今の感染症により、ネブライザーを施行する耳鼻咽喉科医院が減っておりますが、依然としてネブライザーは有効な治療法であると考えております。もちろん当院でも感染状況をみながらのご提供にはなってしまいますが、なるべく患者様のニーズに応えるように積極的に行っていきたいと考えております。
コアギュレーター
電気メスのことです。特に活躍するのが鼻出血で、鼻出血の多くがキーゼルバッハ部位と呼ばれる鼻の入り口の部分からの出血です。この機器(バイポーラという電気メス)はそこからのしつこい鼻出血などがある場合に粘膜を焼灼し止血するためのものです。
イオン浸透式鼓膜麻酔器
鼓膜切開術や鼓膜換気チューブ留置術を施行する際に、効率的に鼓膜を麻酔させるための機械です。外耳道に局所麻酔液を入れて、イオントフォレーシスという通電装置を用いて約10分通電し、麻酔液が鼓膜表面と外耳道に浸透させ痛みを取ります。1970年代から用いられるようになった方法で、いまだに耳鼻科医の鼓膜麻酔の第一選択の方法となっています。
全自動内視鏡洗浄機
内視鏡は1回使用するごとにこの装置で全体を洗浄し、常にきれいな状態を保ちます。
オートクレーブ
診察時に必ず使用する鑷子(ピンセット)、鼻鏡、耳鏡などの基本セット、外科器具などを、131°Cの高温高圧により完全に滅菌します。これにより、すべての細菌やウィルスを死滅させることができます。
空気清浄機
待合室に高性能空気清浄機 Airdog X5s 設置しました。
花粉はもちろんのこと、ウイルス対策、アレルギー対策にも効果的で、ウイルスの6分の1の大きさの微細粒子を除去できる清浄力があります。
また、高性能なフィルターが搭載されているため、一般的な空気清浄機より除去効果が高いのが特徴です。
従来の感染防御対策に加え、より安全、安心してご来院頂けるようになっております。