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補聴器外来

加齢や病気などで聞こえが悪くなると、日常生活や人間関係に支障が出ることがあります。そんなとき、補聴器を利用することで、聞こえを改善し、快適な生活を送ることができます。しかし、補聴器を買うタイミングや選び方、正しい使い方などは、なかなか分かりにくいものです。この記事では、補聴器の必要性やメリット、種類や選び方、使い方や調整方法、注意点やトラブル対処法などについて解説します。

聞こえが悪くなったらまずは耳鼻科へ

聞こえが悪くなる原因はさまざまですが、加齢や騒音、耳の病気などが主なものです。聞こえが悪くなると、日常生活やコミュニケーションに支障をきたすだけでなく、認知症やうつ病のリスクも高まります。

耳鼻科では、問診や聴力検査を行って、難聴の原因や程度を診断します。また、難聴の治療法や予防法、補聴器の必要性や適応性などもアドバイスしてもらえます。

耳鼻科を受診することで、難聴の進行を遅らせたり、補聴器の効果的な使用法を学んだりすることができます。自己判断で市販の補聴器を購入するよりも、専門医の指導を受けるほうが、その後の聞こえ方に影響があります。

耳は人間にとって大切な感覚器官です。聞こえが悪くなっても放置せずに、早めに耳鼻科を受診しましょう。それでは次に、補聴器とは何かについてご紹介します。

一般的に、聴力レベルが40dB以上になると、「中等度以上の難聴」と判断されます。日常生活でも支障がでてくることがあります。一般的な人の声の大きさは約60dBですから、60dBの難聴の方は会話が困難になります。また、高音が聞こえにくくなる「加齢性難聴」は、40歳代から始まります。早めに耳鼻科で検査を受けて、自分の聞こえの状態を把握することが大切です。

補聴器とは?

補聴器とは、内蔵されているマイクロホンが拾った音を大きくして出力する医療機器です。

補聴器には、大きく分けてアナログ補聴器とデジタル補聴器の2種類があります。アナログ補聴器は、マイクロホンの音をそのまま大きくするだけの単純な機能を持っています。デジタル補聴器は、内蔵されているプロセッサが音を分析して、難聴の方に合わせて音質や音量を調整することができます。現在では、ほとんどの補聴器がデジタル補聴器になっています。

補聴器の必要性やメリットについて

補聴器のメリットは、難聴の方が日常生活やコミュニケーションに必要な音を聞き取りやすくなることです。また、補聴器を使用することで、認知症やうつ病の予防にも効果があると言われています。一方、補聴器のデメリットは、価格が高いことや、装着感や違和感があることなどです。また、補聴器は万能ではなく、難聴の程度や原因によっては効果が限られる場合もあります。

補聴器を使用するメリットは、以下のようなものがあります。

- 会話やテレビなどの音声が聞き取りやすくなる

- 音楽や鳥のさえずりなどの音を楽しめる

- 環境音や危険音を感知できる

- 聞こえに自信が持てる

- 精神的なストレスや孤立感が減る

- 認知機能の低下を防ぐ

補聴器の種類や選び方について

補聴器には、大きく分けて耳掛け型、耳穴型、ポケット型の3種類があります1。それぞれに特徴やメリット・デメリットがありますので、自分の聴力や使用環境に合わせて選ぶことが大切です。

耳掛け型は、耳の後ろに装着するタイプで、電池の持ちが良く、音質も高いです。しかし、見た目が目立つことや、耳かけ部分が壊れやすいことなどがデメリットです。

耳穴型は、耳の穴に直接装着するタイプで、見た目が目立たなく、装着感も良いです。しかし、電池の持ちが悪く、掃除やメンテナンスが必要なことなどがデメリットです。

ポケット型は、ポケットやベルトに装着するタイプで、電池の持ちが良く、音量調整も簡単です。しかし、見た目が目立つことや、コードが邪魔になることなどがデメリットです。

補聴器を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

補聴器は自分の聴力に合わせて調整する必要があります。専門医や補聴器販売店のアドバイスを受けましょう。

補聴器を選ぶときは、以下の点に注意しましょう。

- 自分の難聴の程度や原因を正しく把握する

以上が補聴器の種類や選び方についての説明です。次に、補聴器の使い方や注意点についてご紹介します。

補聴器の使い方や調整方法について

補聴器の使い方や注意点についてご紹介します。

補聴器を使うには、以下のポイントを守りましょう。

  • 補聴器は医療機器です。医師の指示や補聴器販売店のアドバイスに従って正しく使用しましょう
  • 補聴器は水分や汗に弱いです。使用しないときは乾燥ケースに保管し、濡れた場合は乾いた布で拭き取りましょう
  • 補聴器は定期的に点検や掃除をしましょう。汚れやほこりが原因で故障することがあります
  • 補聴器は自分の聴力に合わせて調整する必要があります。聞こえに不具合がある場合は補聴器販売店で再調整をしてもらいましょう
  • 補聴器は使用開始時には慣れるために長時間装着することが大切です。音量はやや小さめに設定し、徐々に上げていきましょう

以上が補聴器の使い方や注意点についての説明です。補聴器を上手に使って、快適な生活を送りましょう。

当院の提携補聴器店

近隣の補聴器店と協力し、地域の方の補聴器装用のお手伝いを行っております。

提携補聴器専門店(認定補聴器技能者勤務店)

  • ブルーム池袋

  • リオネットセンター城北 池袋店

まとめ

補聴器は、聴力障害のある人が普段の生活をより快適に過ごすことができる医療機器です。耳が聞こえにくいと感じた場合には、まずは耳鼻咽喉科で相談し、補聴器の必要性や選び方、使い方・調整方法、注意点やトラブル対処法などを学びましょう。補聴器をうまく活用して、より快適な生活を送りましょう。

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