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【インフルエンザ】大流行中:検査するタイミングはいつ?

昨年末からインフルエンザAが猛威を奮っております。現時点での東京における報告は以下の通りです。

ここ5年間で今年が圧倒的に多いですね。まだまだ増え続けており、お正月でご家族やご友人で集まった方も多いと思いますので、さらなる流行が懸念されています。

さて、インフルエンザと診断するためには、クリニックレベルでは多くの場合、迅速検査が用いられます。(鼻の奥に綿棒を入れるやつです。コロナと同じです。最近は、AIを駆使したNODOCAという商品もありますが、まだ一般的ではありません)

この検査の陽性率は、検査するタイミングでかなりばらつきがあり、「発熱間もないと検査がでない」という話は耳にしたことがあるでしょうか?

これに関する論文は、過去にいくつも出ており、論文ごとに結果も異なりますが、症状出現から24〜48時間くらいが、一番診断精度が高いというのは大体同じ結果です。

12時間以内:30~50%

12〜24時間以内:60~70%

24〜48時間以内:70〜90%

といったところでしょうか。ちなみに、検査で陽性となった場合の的中率は90%以上ありますので、検査が陽性の方はほぼ間違いなくインフルエンザに罹患しているといえます。

ですので、検査陰性だったから大丈夫ではなく、発熱や咳などの症状がある場合は、周囲に拡散させないような対応をしておいた方が良いということになります。

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