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令和5年度インフルエンザワクチンについて

令和5年度のインフルエンザワクチンについて

接種開始日

2023年10月3日から開始(※ワクチンは約300人分入荷しています。なくなり次第終了します)

対象年齢

  • 当院では、3歳以上から予防接種可能です。(3歳未満の方は小児科受診をお勧めいたします)
  • 13歳未満のお子様は2回接種を推奨しています。※2回接種の方は1回目接種から1か月後を勧めています。(できるだけ3~4週あけた方が免疫の獲得は良いとされています)
  • 未成年の方は保護者の同伴が必要となります。

予約方法

  • Web予約

診療予約ページで『インフルエンザワクチンを選択し、日時を選択してください。

9:30~,15:00~,17:30~の3つの時間帯で10分程度接種する時間を設けております。

接種料金

  • 3000円/回(一律)

当院はインフルエンザ予防接種助成事業には対応しておりません(65歳以上の方も全額自己負担となるのでご注意ください)

問診

  • Web問診

前日に事前問診が登録したメールかデジスマアプリに送られてくるので、受診までに記載をお願いします。

Web事前問診の記載がない場合は、当日紙の問診でご記載いただきます。

適応外の方

  • 3歳未満の方
  • 卵アレルギーのある未就学児でこれまでインフルエンザワクチン接種歴がない方(小児科での接種をお勧めします)
  • 半年以内にけいれん、てんかん発作があった方

ご持参して頂くもの

・母子手帳(~未就学児まで) 
・お薬手帳

インフルエンザとは

インフルエンザは、発熱・全身倦怠感・筋肉痛・のどの痛みなどの症状が出る、いわゆる風邪とは原因となるウイルスが異なる感染症です。
インフルエンザウイルスは、A型・B型の二種類に大別され、毎年冬に流行し、非常に強い感染力があります。
インフルエンザの潜伏期間は概ね1~5日で、2~3日程度(長い方は1週間程度)の高熱が続きます。
多くの場合は、1~2週間で軽快しますが、抵抗力の弱い方は重症化することがあります。
インフルエンザについては、以下の厚生労働省のページに詳しく記載されています。

インフルエンザQ&A

インフルエンザの予防について

インフルエンザ予防の基本はワクチン接種を受けることです。 もちろん、ワクチンを接種したら絶対にインフルエンザにかからないという事ではありませんが、万が一インフルエンザにかかってしまった場合に重症化を防ぐことにも繋がります。

ワクチンによる発病阻止効果は20~60%程度とされています。最も効果が高いのは65歳以下の成人で60%程度、乳幼児や高齢者は免疫が若干つきにくいため、少し劣る結果となっています。厚生労働省の発表では、「65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があった」とされています。

特に、乳幼児や高齢者は重症化すると命に係わる合併症を起こることがありますので、ワクチン接種をお勧めします。

ワクチン接種時期と回数について

インフルエンザは、例年通常は冬の始まりから春先にかけて毎年流行します。ワクチンが効果を発揮するのは接種して2~3週間後から約5ヶ月間だと言われているため、接種時期は10月上旬~12月が良いとされています。 

生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)では2回接種するのが通常です。1回目の接種後、およそ2~4週間(できれば4週間あけたほうがよいです)あけて2回目を接種します。

米国では9歳以上は1回接種とされていますので、必ず2回打たなければならないというわけではありません。

高齢者の方も免疫が獲得されにくいため、2回接種をすることがあります。

インフルエンザワクチンの接種の副反応について

 免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。これを副反応といいます。季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。
 全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。
 また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。
 強い卵アレルギーの方は相談してください。ごくまれですが、ショックやじんましん、呼吸困難などのアレルギー症状が現れることがあります。

腫れなどの副反応が出た方に対する再接種について

これまでの接種で発赤や腫脹などの局所反応、全身倦怠感、頭痛が認められた対象者への再接種は可能です。アナフィラキシーを明らかに呈した方は不可能です。

妊婦・授乳婦に対するインフルエンザワクチンについて

妊娠中のインフルエンザワクチン接種の安全性に関しては十分な情報が蓄積してきて、母子ともにその有用性が明らかになっています。すでに世界的にも接種が勧められております。

接種のメリットは、完全な感染防御は行えないものの、感染しても重症化することを防ぐ点で有効と評価されていることが一つです。また、母体の免疫獲得により、胎盤を介して赤ちゃんへも抗体が移行するため、妊娠中のワクチン接種は出生後の乳児のインフルエンザ感染症の防御や重症化防止へのメリットもあります。

また、授乳婦に関しても、乳児への悪影響はないため、希望する褥婦にはインフルエンザワクチンを接種するということになっています。

卵アレルギー、気管支喘息などのアレルギーを有する場合の留意点について

気管支喘息などのアレルギー疾患があり、コントロールが良好でない場合は、副反応との鑑別が困難になるため、接種前に良好なコントロールを得ることが重要であるとされています。

卵アレルギーに関しては、国内の現行インフルエンザワクチンは、卵白アルブミンの混入は極めて微量でWHO基準よりもはるかに少ないです。接種後の鶏卵アレルギーによる重篤な副反応の報告はなく、鶏卵アレルギー患者であっても接種可能とされています。

インフルエンザワクチンQ&A

Q:ワクチンを接種すればインフルエンザにかからなくなるか?

A:ワクチンを接種してもインフルエンザにはかかることがあります。ワクチンの発病阻止効果は20~60%程度(年齢によって異なる)ですが、何より重症化阻止効果が有用と考えられています。特に、乳幼児や高齢者は重症化すると命に係わる合併症を起こることがありますので、ワクチン接種をお勧めします。

Q:毎年ワクチンを打つ必要があるか?

A:インフルエンザワクチンは、流行予測などからそのシーズンに適したウイルス株が毎年選定されて製造されますので、前シーズンのワクチンでは対応できないことがほとんどです。また、ワクチンの有効性が持続する期間は約5か月間とされています。よって、毎年接種が勧められます。

Q:コロナワクチンとの接種間隔に決まりはあるか?

A:ありません。同時接種も可能です。また、他のワクチンも同様に接種間隔に制限はありません。

Q:産後すぐに接種できますか?

A:可能です。不活化ワクチンですので、産後すぐに接種しても母体へ感染することや母乳を介して乳児が感染することはありません。

Q:乳児に卵アレルギーがある場合に、その授乳婦へのワクチン接種は可能ですか?

A:ワクチンに含まれる可能性のある卵タンパクが母乳に移行する可能性は低いため、接種は可能です。

Q:保存剤の妊婦に対する影響について教えてください

A:妊婦に対する情報は少なく、現時点では可否の判断は難しい状況です。以前は発達障害との因果関係が指摘されていましたが、最近の研究では関連性は示されておらず、米国では接種可能としており、WHOでも同様の意見のようです。

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