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今まで勤務したことがあるクリニックについて

[2023.09.01]

9月になってもまだまだ暑い日が続きそうですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、これまで勤務したことがあるクリニックについてご紹介したいと思います。

私はこれまで6か所のクリニックで勤務したことがあります(基本的には大学病院での常勤でしたので、すべて非常勤として勤務)。

どのクリニックでも学ぶことはありましたが、その中でも、目標にしているクリニックを挙げさせていただきます。

とくまる耳鼻咽喉科(さいたま市)

東大医科研時代に、6ヶ月〜1年程度勤務をさせていただいたクリニックです。地元ではとても混雑しているクリニックとして有名で、花粉症の時期には1日300人を超える来院がありました。

このクリニックで初めて『シュライバー(医師のカルテ入力を助ける役割)』を体験して、その完成度の高さに驚きました。

カルテ記載は省略することができない必須業務ではありますが、出来るだけかける時間を短くしたい業務でもあります。医師がカルテばかり見ていて患者を見ない、というのは良く効く話ですね。医師が患者さんと話をしている間にシュライバーがカルテ記載を行い医師が最後に修正することで、カルテ記載にかける時間を極力短くし、患者さんの診察や説明に時間を費やすことができます。

当院でも是非とも導入したいと考えているシステムです。

大柿耳鼻咽喉科医院(那須塩原市)

自治医大勤務医時代に7年間程度、毎週日曜日に勤務させていただきました。那須塩原市近隣には、他に1件しか耳鼻科がないためとても忙しいクリニックで、常時150人以上、花粉症の時期は最高で400人受診という時もありました。全国有数の患者さんが多いクリニックではないでしょうか。

最も長く勤めたクリニックで、開業医と大学勤務医の診療の仕方の違いに戸惑った時期も最初はありましたが、徐々にクリニックで必要とされている医療というものを理解しました。

大学病院では、開業医などで一度診察された患者さんが紹介受診するので、初期から病気の候補を予想しながら検査などを組み立てますし、1日で100人みることはありませんので、考えている時間もあります。

一方で開業医では、病状に関する事前情報はなく、患者さんの数も多いですから、大学病院のような診療をしていたら時間がいくらあっても足りません。いかに素早く的確に診断するかが重要になってきます。

多くの疾患は開業医で十分治療可能ですので、まずは広く浅く早く病気を診断し、必要があれば紹介するなどの素早い診療が必要です。このためにはやはり経験や知識がものをいうと思います。だからこそ、開業医するにはしっかりとした病院での臨床経験が必要だと感じました。

西馬込あくつ耳鼻咽喉科(東京都大田区)

当院を開院する直前に勤務させていただきました。診療、スタッフ教育やマネジメントにおいてとてもレベルの高い医院です。理事長の阿久津先生はもちろんのこと、スタッフの方もとても素晴らしく、クリニックでありながらスタッフ教育や組織としての完成度が高いため、一つの会社をみているようでした。

大変人気なクリニックなのですが、予約制にしているため患者さんの待ち時間も少なくスマートな診療を可能としていました。

 

上記の3院はどれも素晴らしいクリニックで、開業医としての私の礎を築いてくれたクリニックです。

早く当院もそんなクリニックにしていきたいと考えています。

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