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クリニックのロゴについて

[2022.07.19]

クリニックの顔とも言えるロゴはランサーズで公募して決定しました。       
                 

 

 

 

ハリネズミとクマをモチーフにしました。クマの額には額帯鏡といって耳鼻科医が診察する際に患部に光を当てるために必須の道具です。現在はヘッドライトが主流になり、使っている人がずいぶん減りました(若い先生に至っては持っていない人もいます)。私が耳鼻科医になった際に、医局入局記念で名入れのものを頂いたということもあり付けました。

耳鼻科は耳や鼻など自分では見えないところを診察されますし、処置をされることもあるので子供には敬遠されがちです。子供時代に耳鼻科で嫌な思いをして嫌いになった子は、大人になっても耳鼻科が嫌いという話もよく聞きます。嫌な思いはさせないように最大限の努力はするつもりです。また、ロゴはお子様にも親しんでもらえるような可愛い動物の絵にしようと思っていました。ハリネズミは夜行性のため、聴覚と嗅覚が特に優れているという特徴がある点もまさに『耳鼻科』にピッタリだなと思いました。

開業をしようと考えたときに、医学ばかりを学んでいた自分が経営も学ばないとダメと言われ、最初に読んだ本が有名な『ビジョナリーカンパニー』でした。偶然にもハリネズミの概念という一説が登場します。

『The fox knows many things, but the hedgehog knows one big thing.』

古代ギリシャの「ハリネズミとキツネ」という寓話です。世間にはハリネズミ型の人とキツネ型の人がいて、キツネ型は世界を複雑なものとして捉え、さまざまなアイデアを追いかけ、たった一つの目標や原則にこだわることはない。一方、ハリネズミ型は物事を単純化し、あらゆる事柄を単一の原則にもとづいて考える。偉大な企業を作る人はハリネズミ型が多いとのことです。ハリネズミの概念とは、情熱をもって取り組めるもの、自社が世界一になれる分野、経済的競争力を強化するものという3つの円が重なる部分をしっかりと理解することから生まれる自己認識のこと、とのことでした。

上記は会社の話ですので、概念をクリニックにそのまま当てはめるわけにはいきませんが、『患者さんのために医療をやる』、という単一の原則は医師になった時から変わっていませんしこれからも同じです。

COVID-19の流行から世の中は随分と変貌と遂げ、特に医療の世界はとても厳しい状況が続いています。世界がどれほど複雑であっても、あらゆる課題や難題を前にしても芯のぶれないハリネズミ型の人でありたいと考えています。

クリニック公式キャラクターとして親しんでいただければ幸いです。

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